外部サービス連携システムの導入事例
今回取り上げるのは、一般的な外部サービス連携システムの開発に、『kintone』と『Google Cloud Platform(GCP)』が使われている導入事例です。
kintoneとGCPを活用した情報共有
サービス内の情報を安全に管理する必要性を満たすため、企業向けクラウドサービス『kintone』と、GCPを組み合わせて、情報共有機能を開発しました。GCPのCompute EngineでLinuxインスタンスを構築し、その上で、kintoneAPIを利用して、情報とデータを効率的に運用できるようになりました。
// kintone APIを実行
var url = 'https://api.kinton-dev.com/v1/records.json?app=1';
var body = '{"app":1,"records":[]}';
var headers = {
'Content-Type': 'application/json',
'X-Cybozu-API-Token': 'XXXXXXXXXXXXXXXXX'
};
// HTTPのPOSTを実行
var response = await UrlFetchApp.fetch(url, {
'method': 'post',
'headers': headers,
'payload': body
});
kintoneとGCPを活用した情報分析
開発された外部サービスには、その他にも、データや情報を分析する機能があります。GCPのBigQueryを用いて、kintone内のデータを分析して、データ分析結果を画像形式で表示する機能を開発しました。
// BigQueryのクエリ発行
var query = "SELECT name, city FROM `example.storeMast`";
var request = {
query: query
};
// クエリ結果の取得
var job = BigQuery.Jobs.query(request, projectId);
var queryResult = job.getQueryResults();
for (var i = 0; i < queryResult.rows.length; i++) {
var row = queryResult.rows[i];
console.log(row);
}
さまざまなサービスをシームレスに連携
kintoneとGCPを組み合わせることで、サービス開発の幅が広がり、さまざまな外部サービスを簡単かつ効率的に連携させることが可能になりました。また、データックス情報を瞬時に把握するために利用できるため、次のステップに向けて非常に有効な活用法があります。
// 外部サービスの連携
// kintoneからGCP
function getKintoneData(){
// kintoneAPIを実行し、kintoneからデータを取得
// ...
// データを取得しインスタンスに保存
var instance = saveData(data);
// ...
return instance;
}
// GCPから外部サービス
function saveData(data){
// GCPのインスタンスにデータを保存
// ...
// 外部サービスなどにデータを送信
var result = postData(data);
// ...
return result;
}
以上がkintoneとGCPを用いた外部サービス連携システムの導入事例でした。ソースコードを用いることで、その効率性の高さが実感できますね。今後も各種クラウドサービスを活用した開発技術に目が離せません。