AWS開発者のためのサーバー管理
Amazon Web Services（AWS）のサーバー管理を行うためには、いくつかの技術が必要となる。AWSでは、コマンドラインからのデータ操作や環境構築を行うことが可能である。また、サーバーで行われているプロセスを実行するための自動化ツールとしてAWS OpsWorksを提供している。AWS OpsWorksを使用することで、コマンドのテストやデプロイなど、サーバー管理の際に楽々とプロセスを実行することが可能となる。
AWS CLIツールの準備
まず、AWS開発者がAWSサーバーを運用し管理する上で必要なのが、AWS CLIツールである。CLIツールを使用することで、コマンドからAWSのリソースを構築、デプロイ、インストール、削除など、多種多様な操作を行うことが可能となる。
CLIツールの導入方法は、以下のコマンドを実行してpipパッケージをインストールするだけで可能である。
$ pip install awscli
AWS OpsWorksを使う
次に、AWS管理のためにOpsWorksを使用する。OpsWorksは、AWS上でサーバーとアプリケーションのアクティビティを実行し管理するために設計された自動化ツールである。OpsWorksを使うことで、コマンドのテストやデプロイを自動化し、サーバー管理作業を効率的に行うことが可能になる。
OpsWorksを利用する前に、コンソールからStackを作成しなければならない。Stack作成完了後、OpsWorksの操作を開始することができる。
$ aws opsworks create-stack --name "my_stack" --region us-east-1
AWSサーバーの管理
AWS環境でのサーバーの管理を行う際には、aws cliツールやOpsWorksを使用することで、簡単に行うことが可能となる。しかし、環境を特定のプラットフォームに合わせて管理するには、仮想マシンのインストール、プロビジョニング、マネージドサービスなどを使用することを推奨する。AWS開発者にとって、サーバー管理のためのツールや技術が用意されていることを理解し、管理の手順などを熟知しておく必要がある。
$ aws ec2 create-instance --image-id "ami-123456" --region us-east-1