AWSを使ったIoT開発のはじめに
IoT開発を行う上で、今や必須なのがAWS(Amazon Web Services)です。Amazon Web Serviceのアプリケーションサービスは、IoTの開発に欠かせないツールを提供しています。本記事では、IoTを開発する際に利用するAWSの機能やサービスについて解説します。IoTの開発を行う際に参考になる、AWSの運用事例などもご紹介します。
AWSが提供するIoTサービスの紹介
AWSは多くのIoT開発に必須なサービスやツールを提供しています。例えば、AWS IoT Coreを使うことで、デバイスの証明書登録やそれらのデバイスへのサービス登録などを行うことが可能です。
aws iot register-ca-certificate --ca-certificate file://ca-cert.pem --verification-cert file://verification-cert.pem --set-as-activeまた、AWSはMQTTを使ったデバイスのコミュニケーションを実現するAWS IoT Message Brokerを提供しています。MQTTを使用することで、データを簡単に送受信できるため、IoTの開発で利用するのが一般的です。
AWSを使ったIoT開発事例
AWSを使った多くのIoT開発の事例がありますが、ここでは具体的な例を紹介します。例えば、AWS IoT Coreを使ったエコースピーカーのコントロール開発などがあります。AWS IoT Coreを使い、スマートスピーカーを制御するためのコードを書くことができます。
aws iot create-keys-and-certificate --set-as-active --certificate-pem-outfile cert.pem --public-key-outfile public.pem --private-key-outfile private.pemまた、AWS Lambdaを利用したIoTボタンの製作も容易に行うことができます。AWS Lambdaを使うことで、IoTボタンからのリクエストの処理を簡単に行うことが可能です。
def lambda_handler(event, context):
# implement your code here
return 'IoT button response'AWSを使ったIoT開発における注意点
AWSを使ったIoT開発は普及が進んでいますが、影響を受けるデータの保護に厳重な対策を行う必要があります。AWSは、AWS IoT Core、AWS Identity and Access Management、Amazon Cognitoなどを使って、データを安全に保護するツールを提供していますが、それらのツールを良い状態で利用するためには、IoT開発者がきちんと理解し、そしてIoTデバイスを安全に設計することが求められます。