マネージドサービスとは?
AWSマネージドサービスとは、AWS上に提供されているサーバーやデータベースなどのインスタンスを利用して、開発者がWebアプリケーションを構築・運用する際に、インフラストラクチャの設定やサーバーメンテナンスなどの後に付の作業を自動化するための機能やサービスのことです。これにより、開発者は、サービス以外の作業をスピードアップさせることができます。
実際に触ってみる
AWSには、多数のマネージドサービスを提供していますが、ここではEC2インスタンスからRDSデータベースを立ち上げ、そのデータベースにPythonを使って接続する方法を説明します。
EC2インスタンスの起動とRDSデータベースの作成については、AWSコンソールやAWS CLIを使って行うことができます。以下のサンプルソースコードを使用します。
# EC2インスタンスの起動
aws ec2 run-instances --image-id ami-1234abcd --instance-type t2.micro
# RDSデータベースの作成
aws rds create-db-instance --db-instance-identifier "MyDatabase" --engine mysql
次に、Pythonを使ってRDSデータベースに接続します。以下のサンプルソースコードを使用します。
# パッケージのインポート
import MySQLdb
# データベース接続の設定
host = "myrds.xxxxx.rds.amazonaws.com"
user = "username"
password = "password"
dbname = "dbname"
# データベース接続
con = MySQLdb.connect(host=host, user=user, password=password, db=dbname)
# データベース接続のクローズ
con.close()
マネージドサービスの利点
AWSマネージドサービスを利用することで、開発者はサーバーの管理やバックアップなどのサーバーメンテナンス作業を省略して開発を進めることができます。また、サービスの自動化や複数のパラメーターを自動的に調整できるため、開発者が大部分をアプリケーションのコードに注力すれば、ブラウザ・モバイルアプリなどのクライアントは簡単に実装できます。
まとめ
AWSマネージドサービスとは、サーバー管理やサーバーのメンテナンスを自動化するためのサービスです。本記事では、EC2インスタンスの起動からRDSデータベースの作成とPythonでの接続までを実際のコードを使って説明しました。AWSマネージドサービスを利用することで、開発者はサーバー管理を省略して開発を行うことができ、クライアントの実装にエネルギーを注ぐことができます。